この記事は、沖縄本島東南に位置するパワースポットとして知られる久高島について紹介しています。記事では、島の場所や歴史について説明し、観光名所や食事、宿泊施設、スピリチュアルな話題にも触れています。また、久高島に男性が立ち入り禁止の場所が存在することや、島のルールを守って訪れることが大切であることも述べられています。
この記事で分かること
- 久高島の場所と交通手段
- 久高島の観光名所とスピリチュアルのお話
- 久高島の宿泊施設や食事などの情報
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久高島はなぜ神の島といわれているのか
琉球の創世神話によれば、久高島は琉球創世神・アマミキヨが初めて地上に降り立った場所とされています。この島全体が神聖な地として崇められ、アマミキヨが久高島に降臨し、国を築いたという神話が代々伝承されています。
古くから、久高島は神聖な島として深く信仰されてきました。琉球神道の神話に関連する聖地や神事がこの島に存在し、古代からの信仰が今も引き継がれています。こうした歴史的背景から、「神の島」という名前が与えられました。
また琉球王朝時代には、祭政一致を実現するために神女組織が創設され、久高島でもその組織が重要な役割を果たしました。久高ノロや外間ノロといった神女たちが中心となり、神聖な儀式が行われました。
これによって、久高島は神聖なる存在としての位置づけが強化されました。琉球王国時代においては、久高島は最高の聖域とされ、国王自身も定期的に久高島を訪れ、参詣しました。そのため、島そのものが厳かな崇拝の対象となりました。
久高島には神が宿るとされる場所が多く、神聖なエネルギーを感じることができるとされています。このため、「神に選ばれた者」だけが訪れることができる特別な場所として、久高島が「神の島」と呼ばれるに至りました。
そんな【神の島】久高島にはスピリチュアルや話や不思議体験や不思議な話があります。
また立ち入り禁止区域があります。そのため「行ってはいけない」といわれることもあります。
それらの話もご紹介しますので是非最後までご覧ください。
ちなみに猫がおおく、別名「猫の島」と呼ばれているようです。
久高島に行ってはいけない人とは
久高島に行ってはいけないといわれることがあります。
言ってはいけない人とはどのような人なのでしょうか。
①小石や貝殻、砂や草木、サンゴなど島の物を持ち帰る人
久高島は、神の島として知られており、島のものを持ち帰ってはいけないとされています。
小石や貝殻、砂、草木、サンゴなどを持ち帰った人が「体調が悪くなった」「事故に遭った」「災難に見舞われた」といった理由で、返しに来ることが有名です。持ち帰ったものを返却すると、体調が回復すると言われています。
久高島の自然を大切にする理由は、島の神聖さや自然のバランスを保つためです。島のものを持ち帰ることで、島の自然環境が破壊される恐れがあります。
また、持ち帰ったものが災いをもたらすという話は、島の神聖さを尊重し、自然を守るための教訓とも言えます。
②遊泳禁止のイシキ浜で泳ごうとしている人
久高島は、神聖な場所とされるパワースポットで、特にイシキ浜は遊泳禁止となっています。
その理由は、久高島が琉球の創世神アマミキヨが天から下りてきて国づくりを行った琉球王朝においての聖地であり、歴代の国王が王族の最高神女であるノロとともに神事を行っていた場所だからです。
久高島においては、立ち入り禁止の御嶽や海に入る観光客が増えており、古来からの歴史や文化を守るために島民が苦悩しています。近年、観光客の増加に伴い、島でのマナーが悪い方が増えていると言われています。
久高島で遊泳が許可されている場所は、メーギ浜などがあります。遊泳を楽しみたい場合は、適切な場所で行いましょう。
③立ち入り禁止区域に入るつもりの人
久高島の立ち入り禁止区域に入ることが許可される場合は、一般的にはありません。
久高島には・拝み所(うがんしょ)・御嶽(うたき)・井(かー)・殿(とぅん)神聖な場所がいく特に「フボー(クボー)御嶽」は1年を通して立ち入りが禁止されています。島のルールを守らず立ち入り禁止区域に入ることは、島の文化や信仰を尊重していない行為となります。
立ち入り禁止区域に入れる人は?
これらの立ち入り禁止区域に入ることができるのは、久高島の神職者である「神人」です。神人は、島の生活を担う女性であり、久高島の信仰や祭祀に関わる重要な役割を果たしています。
「神人」とは、沖縄や奄美地方の神社において、神事や社務の補助や雑役に当たる下級神職・寄人のことを指します。
また、神人たちの中でも上位の者を「ノロ(祝女、ヌル)」といいます。ノロは、海の彼方にあるニライカナイなど琉球神話の異界に住む神々と交信し、祭司の間で重要な役割を果たしています。久高島の神人は、地域の信仰や祭祀に関わる重要な存在であり、島の文化や伝統を守り続けています。
④神事の時期に行こうとしている人
神事の時期に行こうとしている人には注意が必要です。
久高島は、琉球の創世神アマミキヨが天から下りてきて国づくりを行った琉球王朝においての聖地であり、神聖な神の島とされています。そのため、神事が行われる時期には、特別な理由がない限り立ち入りを控えるべきです。
久高島には、神聖な場所が多く、「神に選ばれた者」しか行くことができないと言われています。また、久高島ではイザイホー以外の神事が、今でも30近くも行われており、島の自然物を持ち出してはいけないとされています。
これらの理由から、神事の時期に久高島を訪れることは、島の神聖さや自然を尊重するために避けるべきです。
⑤露出が多い服装の人
露出が多い服装は控えることが求められています。
キャミソールやオフショルダーなど露出の多い服装は、神聖な場所であるため遠慮してください。水着で道路を歩くと、島民から注意されることもあります。
⑥あいさつが苦手な人
久高島ではちゃんと挨拶をすることがルールとされています。
ルールにも以下のように記載されています。
島では子どもから大人まで、人に会ったらまず笑顔であいさつをします。私たちはみなさんとあいさつをしたいと思っています。ほら、おばぁとにっこりあいさつをすると、心も軽くやさしい気持ちになりますよ。
⑦騒がしい人
高島は神聖な場所とされており、静かで神聖な雰囲気を大切にしています。そのため、騒がしい人は久高島に行くべきではありません。
感謝の気持ちをもって訪れすようにしましょう。
⑧島のルールを守れない人
久高島には公式ページで注意喚起やルールを公開しています。
ヤシガニを採らないなどのルールもありますので行く前に見ておきましょう。
パワースポットのご紹介
れぞれのパワースポットがなぜパワースポットと言われるのか、以下に説明します。
カベール岬(ハビャーン)
久高島の最東端に位置し、美しい海と絶景が楽しめるため、自然のエネルギーを感じられる場所とされています。
ガジュマルの木
久高島のシンボルとも言われる大きなガジュマルの木は、その存在感からパワーを感じることができます。フボー御嶽と同様に祈りを捧げることができるため、そのエネルギーも注目されています。
御殿庭
昔ながらの信仰が色濃く残っており、島民が大切に守り続けている文化からパワーを感じることができます。歴史と信仰の重みがエネルギーとなって現れています。
クボー御嶽
久高島の中心部にある神聖な場所で、祈りを捧げることができるため、パワースポットとされています。地域の信仰が集まる場所として、そのエネルギーが実感されています。
イシキ浜
透き通った海と美しい砂浜が広がるビーチで、自然の美しさからパワーを感じることができます。また、イザイホーやクボー御嶽も同様に神秘的な雰囲気からエネルギーを得る場所とされています。
斎場御嶽
世界遺産に登録された祈りの場で、久高島の信仰の中心地であることからパワースポットとされています。歴史的な重みと信仰の集積が、ここに特別なエネルギーをもたらしています。
ガンガラーの谷
自然の中にある神秘的な場所で、静寂と豊かさからリラックスや癒しのエネルギーを感じることができます。
百名ビーチ
美しい海と珊瑚礁が見えるが、遊泳禁止となっているためエネルギーを感じることは難しいかもしれませんが、その美しさがパワーを与える一因とされています。
これらのパワースポットは、久高島の自然や文化、信仰に根ざした場所であり、訪れることで心身のエネルギーを充電することができると言われています。
久高島について
久高島についてご紹介します。
久高島は歌手の安室奈美恵さんがよく訪れるパワースポットの島として知られます。
場所について
久高島は沖縄本島東南にある知念岬の東海上約5.3キロに位置しています。
久高島への交通手段はフェリーであり、2隻で1日6便運行されているが人気があり混雑しています。
歴史について
琉球王国時代に琉球国王が聞得大君と呼ばれる琉球神道の神女を伴って礼拝に訪れていました。
近代には鰹節の産地として知られていて、中国の清朝時代の官僚の文書にも「鰹節は久高島産が良質である」と書かれているほどです。
食事は何がおすすめ?
久高島には食事処があります。
沖縄そばやチャンプルーなどの沖縄料理や新鮮なお刺身などが人気ですが、久高島ではイラブウミヘビをつかったイラブー汁が人気ということです。
宿泊施設はある?
大型ホテルはありませんが、宿泊施設はあります。
久高島公式ホームページでは6か所の宿泊施設が紹介され、どこも心のこもったサービスが評判であるとのことです。
まとめ
久高島についてご案内いたしました。
神の島と呼ばれ、島自体が大きなパワースポットとも呼ばれる島です。
著名人が頻繁に訪れていたりということもあります。
美しい自然や景色、島のshんぴ的な雰囲気を楽しむこともできる島で、沖縄本島からの日帰りも可能な近さです。
島のルールを守って、ぜひ素晴らしい自然やパワースポット、食事などを楽しんでみてください。