ある日突然、身に覚えがない、何もしてないのに警察から電話があったらどう思いますか?
おそらく多くの方が怖いと思い、なかなか電話に出られず切れてしまった…なんてこともあるでしょう。また、留守にしていた際に警察からの着信履歴が残っていて、不安になるということもあるかも知れません。
警察から電話がくるのは、必ずしも犯罪に関係するということはありません。「落とし物が見つかった」なども考えられます。
そこで、この記事では警察から電話がきた場合の対応方法について詳しく解説いたします。
警察から電話がかかってきたらどうする?
動揺して出られないかもしれません…。
警察からの電話がくる時間帯は何時頃か
もし、警察から電話がかかってくるとしたら、何時くらいなのかを知っているといくらか安心できますよね。
一般的に、警察から電話がかかってくる時間帯は朝9時頃から夜7時頃が多いとされています。ただし、夜中に突然電話がかかってきたら、警察でなくても驚きますよね。
そこでここでは、夜中の警察からの電話についてご紹介します。
夜中の警察から電話は何事?
警察から夜中に電話がかかってくる理由としては、緊急性があるものだと考えられます。例えば重要な証言の確認や重大な事件の捜査などです。
ただし、警察を名乗って詐欺を働くケースや間違ってかけたというケースもあります。そのため、夜中に警察からの電話で疑問がある場合は、電話を切ったあとに警察署の公式な連絡先に直接問い合わせてみると良いでしょう。
警察からの電話対応方法
警察から電話がかかってくる場合、どう対応すべきなのでしょうか?まず、どのような要件で電話がかかってくるのかをまとめました。
- 何らかの事件の関係者の可能性がある
- 被疑者である可能性がある
- 落とし物が見つかった
- 身内が事故に巻き込まれた
- 警察側が間違えてかけてしまった
- 警察を語る詐欺の可能性
こうしてみると、本当の警察なのかそうでないのかを見極める必要があります。そこで、以下で警察からの電話の対応方法をご紹介します。
警察からの電話にでたら折り返しにしよう!
警察と名乗ってきた場合、まず本当の警察なのかを確認する必要があります。
そこで、電話に出たらこちらから折り返しする旨を伝え、どこの警察署なのか、警察の電話番号と誰につないでもらったらいいか(部署名やフルネームなど)、用件を確認してみましょう。
ここでメモを取ることを忘れないようにしてください。また、電話の内容を録音しておいても良いでしょう。
詐欺などの場合は、細かい部署名まで答えられないこともあります。そこで、電話を切ったあとに、警察署と警察の電話番号が合っているかを確認したうえで折り返しましょう。
警察からの状況別電話について
警察から電話がかかってくる場合、携帯であったり、一回だけかかってきたりなど状況は様々です。
ここでは、警察からの状況別の電話についてご紹介します。
警察から携帯に電話がくる理由
警察が携帯電話に電話する理由は、通常の家庭電話にかけることができない緊急の連絡や、特定の個人に対する重要な情報を伝える必要がある場合が考えられます。
また、携帯の前の持ち主に用事があったということもあります。
交通違反で警察から電話の後日連絡はいつくる?
交通違反は一般的には現行犯が一般的とされていますが、後日連絡がくるのはオービス(速度違反自動取り締まり装置)の場合です。
その場合、警察が電話をするということは稀で、一般的には郵送で行われます。オービスによる違反通知は、一般的には違反が記録されてから7日から14日後に届くことが多いようです。
ただし、違反の内容や捜査の進行状況によっては、この限りではない場合もあります。
一回だけ警察から電話がくる理由
警察から一回だけの電話がある場合、その理由としては、以下のようなケースが考えられます。
- 取り調べのための呼び出し
- 事件の関係者としての呼び出し
- 落とし物や忘れ物の連絡
- 家族の事故・死亡に関する連絡
ただし、一回のみの電話でその後ないのであれば、詐欺への注意喚起や、警察側が間違ったなど、それほど気にする必要がない内容だと考えられます。
緊急であれば、何度もかかってきたり、直接家を訪問したりするでしょう。
末番号0110は警察から電話?
多くの警察の電話番号の末尾が「0110」となっています。ただし、全ての都道府県がそうではなく、末尾は地域によって異なります。
例えば以下のような例があります。
- 大阪府では「1234」
- 宮城県では「7171」
- 大分県では「2131」
こうした例もあるため、電話番号の末尾だけで警察からの電話であるかを判断することはできません。また、まれにですが、警察が携帯電話を使用して電話をかけてくることもあるようです。
警察は留守電残さない?
一般的には、警察が留守電にメッセージを残すかどうかはその電話の内容や目的によって異なるようです。具体的な情報については、個々のケースや警察署によって異なるため一概には言えません。
もし、「かけ直してください」などのメッセージが残されていたとしても、詐欺という可能性もあるので、電話番号をしっかりと調べてからかけ直すと良いでしょう。
警察から電話が何度もきたらどう対処するべき?
警察から電話が何度もかかってくるのには、以下の理由が考えられます。
- 被疑者や参考人としての呼び出し
- 家族や友人などが事件や事故に巻き込まれた場合
- 遺失物が発見された場合
- 事件の関係者としての呼び出し
自分に心当たりがないとしても、身内に何かあったなどということもあるため、電話に応じた方が良いでしょう。落ち着いて電話に出て、用件をしっかりと聞くことが大切です。
その際に、相手の名前や警察署名や部署名、電話番号も合わせて聞いておきましょう。
そこで、あまりに動揺してしまったり不審に感じたりする場合は、一度電話を切り、電話番号が本当に警察署のものなのかを調べてから、ひと呼吸おいてかけ直すと良いです。
遠い警察署から電話はなぜ?
遠い警察署から電話がかかってくるのも、被疑者疑者や参考人取り調べをするための呼び出し、事件の関係者や参考人としての呼び出し、落とし物の連絡、身内の事故・死亡の連絡などが考えられます。
ただし、警察側のかけ間違い、詐欺の電話などの可能性もあります。
やはり、ここでも用件は落ち着いて聞くことが大切です。また、不審に感じたら電話を切って、最寄りの警察署に調べてもらいましょう。
まとめ
警察から電話がかかってきたら、動揺してしまう人は多いでしょう。
ただし、警察からの電話は、自分が何かをしてしまったということだけとは限らず、身内に何かあったことや、かけ間違いなど様々であることがわかりました。そのため、夜中に電話がかかってくる場合もあります。
そこで、まずは電話に出たら、相手の名前や警察署名、部署名、電話番号、用件を落ち着いてしっかりと聞くことが重要です。
少しでも不審に感じたり、疑問に思ったりしたら、電話を切った後に電話番号が正式の警察のものであるかを確認してから折り返すと良いでしょう。