雨の日になると、突然小さい虫が大量に発生することに困っている方もいるのではないでしょうか。
この記事では、雨で小さい虫が大量発生する原因や種類、対策について詳しく解説します。
雨が降ると、なぜか小さい虫をたくさん見かけないか??
はい!雨が降ると急に、たくさんの虫を見かけることがあります…。
雨の後の虫の発生について
雨の後に虫が増えるのはなぜ? そう思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、雨の後の虫の発生メカニズムとその影響について詳しく解説します。
雨あがりに大量発生する小さい虫の正体とは?
雨上がりに大量発生する小さい虫の正体は「クロバネキノコバエ」というコバエの一種です。また、「チビクロバネキノコバエ」とも呼ばれています。これらの虫は、特に梅雨時期に多く発生し、気温が上昇することで大量発生することがあります。
また、雨が降った翌日に晴れた日や朝方に特に多く発生する傾向があります。
クロバネキノコバエは目障りではあるものの、大した害はないため、ある程度は安心できます。ただし、発生を防ぐのは難しいため、ハエ用殺虫剤やアースノーマットなどを使って駆除することが推奨されています。
なぜ雨あがりに小さい虫が大量に発生するのか?
雨上がりに小さい虫が大量に発生する理由は、梅雨の時期の気温や湿度が害虫にとって繁殖しやすい環境となるためです。
雨上がりに大量発生する虫に対処する方法は以下の通りです。
- 湿気対策:
家の周りの湿気を減らすことで、虫が発生しにくい環境を作ります。 - 侵入経路の隙間対策:
網戸や窓の隙間をふさぐことで、虫が室内に侵入するのを防ぎます。 - 虫よけの利用:
虫よけスプレーや蚊取り線香を使用して、虫を遠ざけることができます。
これらの対策を実施することで、雨上がりに発生する小さい虫の問題を軽減することができます。
クロバネキノコバエに関する情報
クロバネキノコバエって何? そう思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、害虫についての情報や対策方法について解説します。
クロバネキノコバエが大量発生の原因
クロバネキノコバエが大量発生する原因は以下の通りです。
- 有機用土:
発酵が進み切っていない有機肥料や腐葉土・有機培養土などの有機用土には様々な菌が含まれ、この菌の活動によって臭いが発生しクロバネキノコバエを引き寄せます。 - 観葉植物:
クロバネキノコバエは観葉植物の近くによくいることがあり、室内の観葉植物が発生源となることがあります。 - 腐葉土や朽木・植物:
幼虫の餌は腐葉土や朽木・植物などで、特に水分を適度に含んだ腐葉土はクロバネキノコバエの格好の餌となってしまいます。 - 動物のふんや肥料:
具体的な発生源は特定されていないが、動物のふんや肥料、腐葉土もエサにし、そこから発生すると考えられています。 - 雨の翌日の晴れ:
クロバネキノコバエは雨が降った翌日が晴れたときに大量に発生することが確認されています。発生しやすい時間帯は、朝方から午前中といわれています。 - 梅雨の時期:
一年中発生が見られますが、梅雨の時期に大量発生することが多く、雨の翌日が晴れると多く発生する傾向があります。
これらの原因を踏まえて、クロバネキノコバエの発生を防ぐためには、適切な対策が必要です。
クロバネキノコバエが大量発生する時期
クロバネキノコバエが大量発生する時期は、主に春から秋にかけてです。特に以下の時期に発生が多いとされています。
- 4月から6月
- 梅雨時期の6~7月
- 9月から11月
また、気温が30℃で湿度が70%程度になると大量発生する傾向があります。梅雨の時期から夏にかけてもっとも見かけることが多くなります。
しかし、気温や湿度の条件がそろえば、発生が多い時期は春から秋にかけてと幅広くなります。
クロバネキノコバエ駆除におすすめ商品3選
クロバネキノコバエ駆除におすすめの商品は以下の3つです。
- ライオンケミカルWトラップ コバエとり 大容量:
・ショウジョウバエやノミバエ、クロバネキノコバエ類にも効果が期待できます。
・ニオイ調節機能がついているため、コバエの数に合わせて効力を変えられるのもメリットです。 - フォース粒剤、アルバリン(スタークル)顆粒水溶剤、オルトラン粒剤、ベストガード水溶液:
・キノコバエの数が多いときは、これらの殺虫剤や農薬を使った駆除が有効です。 - イカリ消毒のムシクリン コバエ用スプレー:
・天然除虫菊エキスをベースにした水性の殺虫剤で、観葉植物周辺にも安心して使用できます。
・ショウジョウバエ、チョウバエ、ノミバエ、タカラダニなど、幅広い用途で使える点がメリットです。
これらの商品を使用して、クロバネキノコバエを効果的に駆除しましょう。ただし、使用方法や注意事項に従って正しく使用してください。
その他の種類と特徴
黒羽キノコバエの特徴について気になりませんか?
ここでは、黒羽キノコバエの特徴や予防方法などついて詳しく解説します。
黒羽キノコバエについて
黒羽キノコバエは、体長が約2㎜の小さなハエで、薄暗く暖かい湿度の高い環境を好みます。梅雨から夏の時期に大量発生しやすく、特に梅雨の晴れ間に多く見かけることがあります。
幼虫は土壌中の腐敗した植物などを食べて成長し、温室ハウス内では野菜や花卉の根を食害することがあります。
黒羽キノコバエの発生場所は、観葉植物に使用する腐葉土や、カブトムシやクワガタムシを飼育する際に使用する飼育マットや菌糸ビンが挙げられます。また、腐葉土など有機物を含んだ湿り気のある土壌に卵を産みつけることがあります。
黒羽キノコバエは、大量になると不快に感じられることがありますが、刺すなどの人に被害を及ぼすことはありません。ただし、家の中に侵入することがあるため、大変不快に感じる虫です。
駆除と予防方法については以下の通りです。
- 腐葉土や飼育マットなどの湿り気のある場所を減らすことで、発生を抑えることができます。
- 気温30℃・湿気70%の高温多湿な環境を好むため、室内の湿度を下げることで発生を抑えることができます。
- 網戸を通り抜けるほど小さいため、網戸の目の細かいものに交換することで侵入を防ぐことができます。
以上を参考にして、予防と駆除をすると良いでしょう。