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ラブブはなぜ人気?どこの国発祥?どこから広がり、どの層に支持されているのかを解説

最近やたら耳にする「ラブブ」。

「なんか若い子たちに人気があるみたいだけど、なんでそこまで?」と思ったことありませんか?

じつはラブブは、香港のアーティストが生み出したぶさかわキャラからスタートし、「POP MART」というメーカーが仕掛けるブラインドボックスという戦略や限定販売の仕組みでじわじわファンを拡大。

そこに世界でも人気のK-POPガールズグループ「BLACKPINK」のLISAや世界的シンガーソングライタのリアーナといったセレブが火をつけ、世界的な現象へと広がっていきました。

支持しているのは、20〜30代を中心に、ファッションや自己表現に敏感な女性たち。SNSで「映える小物」として楽しむ人もいれば、コレクションとして集める人もいます。人気の背景には“わいさだけでなく、ファッションの流行や消費心理、そして数字で裏づけられる成長の事実まであるんです。

この記事では、ラブブがなぜ人気になったのか、どこからどう広がってきたのか、どんな層に支持されているのかを、詳しくお伝えします!

目次

ラブブってなんのキャラクター?

引用:POP MART

ラブブはどこの国から?作者カシング・ルンとTHE MONSTERSの世界観

ラブブは、香港のアーティスト《カシン・ルン(Kasing Lung)》が描く《THE MONSTERS》というシリーズに登場するキャラクターです。

「カシン・ルン氏(Kasing Lung)」出典:インスタグラムプロフィール

カシン・ルン氏は、もともとイラストレーター/グラフィックデザイナーとして活動してきました。北欧の神話や童話に影響を受けた、少し不思議で幻想的な世界観をベースに、「いたずら好きの小さなモンスターたち」を描いていたのです。

2000年代には香港や台湾で『Little Good Things』などを出版。その流れの先に、2015年に『THE MONSTERS』というアートブックを発表しました。ここで初めて「Labubu(ラブブ)」をはじめとするキャラクターたちが、シリーズとして形になったのです。

その中でもラブブは特に人気を集めました。POP MARTという会社がフィギュアやグッズを商品化したことで、アートの世界から飛び出し、日常でも手に取れる存在へと広がっていきます。今ではブラインドボックスやぬいぐるみ、チャームなど、さまざまなアイテムになって展開されています。

ラブブの商品について知りたい方はこちら↓

⇒【2025年10月版】ラブブの種類一覧を年代別でご紹介!

ラブブの人気のはじまり

2015年「ラブブ」誕生とPOP MARTによる商品化

絵本や展示の場ではすでに「ちょっと不思議でかわいい」と注目されていて、熱心なファンもいました。最初はアート作品に近い存在でしたが、その小さな人気を見逃さなかったのが中国発の玩具メーカー《POP MART》。

「もっと多くの人に楽しんでもらえる」と考えて、フィギュアやぬいぐるみとして商品化したんです。ここでラブブは、アート好きの一部から一般のコレクターや若い世代へと入口が広がりました。

アジア圏でコミュニティ的に盛り上がった初期の流れ

POP MARTが仕掛けたのはブラインドボックスという販売方法。どのキャラが入っているかわからない仕組みが、遊び心やコレクション欲を刺激しました。

この頃のラブブは、まだ爆発的に流行っていたわけではありません。むしろ《知る人ぞ知る》存在。

最初に盛り上がったのは中国本土や香港、台湾、東南アジアなどアジア圏。SNSやイベントでラブブを持ち寄るファンが増え「なんだかおもしろい」「クセになる」という声がじわじわ広がりはじめました。

この時点では、まだファッションアイテムというよりは《コレクション玩具》という立ち位置。けれど、このじわじわとした人気が後にセレブや海外市場へ広がるための土台になったのです。

セレブがラブブを持ちはじめて一気に話題に

LISAやリアーナがバッグに付けてSNS拡散

ラブブが「街中でもよく見かける」存在になったきっかけは、セレブたちの登場でした。

世界でも人気のK-POPガールズグループ「BLACKPINK」の「LISA」がバッグにラブブを付けていた姿がSNSに流れたことで、「あれ何?かわいい!」と世界中のファンがざわつきはじめます。

さらにリアーナやヴィクトリア・ベッカムといったファッションアイコンもラブブを持ち歩くようになり、海外メディアが取り上げるほどの注目度に。

SNSやファッション誌を通じて、「ラブブ=セレブのバッグチャーム」というイメージが定着していきました。

セレブ発信からファッション小物として認知が広がった

もともとはアート系のコレクターや玩具好きが楽しんでいたラブブ。

でもセレブが持つと、それは「アート作品」や「キャラグッズ」ではなく、《ファッション小物》として世の中に認知されていきます。

「高級ブランドのバッグに、あえてちょっとぶさかわなラブブを合わせる」――このアンバランスさがオシャレだと感じる人が増えていったんです。

ここからラブブは、ただのキャラクターグッズではなく「持ち歩いて楽しむファッションアイテム」へとジャンルを広げ、一気に一般層にも火がついたのでした。

日本でのラブブ人気の流れ

2024年末:じわじわ名前を聞くように

ラブブという名前を日本で耳にしはじめたのは、2024年の年末あたり。

SNSやニュースで「海外で流行っているキャラ」として取り上げられ、ファッションやサブカルに敏感な人たちの間で「これって何?」と話題になり始めました。

まだこの頃は「知ってる人は知ってる」程度でしたが、種はまかれていたんです。

2025年前半:原宿やポップアップで存在感

2025年に入ると、東京・原宿を中心にPOP MARTの直営店やポップアップイベントが展開され、日本でも実際に商品を手に取れる機会が増えました。

「実物を見たらかわいかった」「思っていたよりも持ち歩きやすいサイズ感だった」という声がSNSに広がり、じわじわと欲しい人が増えていきます。

ここでラブブは単なる海外トレンドから「日本でも買える身近なもの」に変わりました。

2025年夏:ブームとして一気に拡大

夏ごろからは、ファッション誌やネット記事が「ラブブ大流行」と取り上げるようになり、日本でも本格的なブームに突入。

SNSで「街で見かけた」「友達が持ってた」という声が目立ち、Z世代や20〜30代女性を中心に「気になる存在」から「流行ってるアイテム」へと変わっていきます。

ラブブはどんな層に人気?

ラブブを一番支持しているのは、20〜30代の女性たち。

普段はシンプルなコーデを選ぶことが多い世代にとって、ラブブは《ちょっと遊び心を足せる小物》。バッグに付けるだけでさりげない可愛さが出て、毎日の気分を上げてくれるお守りのような存在になっています。

さらにZ世代やミレニアル世代にとっては、SNSでの自己表現を彩るツールとして、「手元の写真にラブブを入れるだけで映える」「街角スナップに写り込むとおもしろい」といった楽しみ方が広がっています。写真に収めやすいサイズ感や、ユーモラスな表情がSNS文化と相性抜群なんです。

そして、日本では都市部に展開された店舗やポップアップから火がつきました。東京や大阪といった街で早くからラブブに触れた人がSNSでシェアし、口コミで広がっていく。

街中で実際に持っている人を見かける機会が増えたことで、「私も欲しい!」と輪が広がり、都市部のトレンド感度の高い層を中心にブームが加速していったのです。

どのくらい人気なの?数字が示す人気ぶり

POP MART の「THE MONSTERS」シリーズ、その中でもひときわ目立つ存在がラブブ(Labubu)。中国や香港ではすでに社会現象レベルって聞くけど、じゃあ日本では実際どうなの?と思って調べてみました。

ラブブ人気による「POP MART」の売上・利益の急成長(2025年上期)

まずは会社全体の決算データ。

2025年上半期だけで 138.7億元(約2,976億円) の売上を叩き出していて、そのうちラブブが中心の「THE MONSTERS」が 約48.1億元(約1,000億円弱) を占めてます。

利益に至っては前年の5倍近くに跳ね上がっていて、「いま一番稼いでるキャラクターIP」と言っても過言じゃない状況。

日本でのラブブの人気ぶり

ラブブは日本でもじわじわ浸透中。原宿や大阪の直営店にはファンが並び、ロフトやヴィレヴァンでも手に入るようになってきました。街なかには専用の自販機「ROBO SHOP」まで登場していて、見かけるたびにちょっとワクワクします。

オークションでは直近30日で2,000件以上の取引があって、平均1万円くらい。限定品になると3万〜4万円まで値段が跳ね上がることも。つまり“どうしても欲しい!”と思う人がたくさんいるってことですね。

ネットの盛り上がりもすごくて、Google検索数は前年比で約3倍、Instagramの #labubu 投稿は80万件を突破。SNSでもどんどん話題にされていて、日常に溶け込みつつあるのが数字からも見えてきます。

偽物が大量に出回っているので注意

ラブブが人気になりすぎて、気づけば偽物までわんさか出回ってます。

中国では倉庫ごと摘発されるほど作られてたり、ネットでも“安すぎるラブブ”が売られてたり…。本物を手に入れるのもひと苦労ってくらい、コピー品が氾濫してるのが現実なんです。

ラブブの今後はどうなる?

ラブブ人気は“今がピーク”じゃなくて、むしろこれからが本番かもしれません。実際にPOP MARTの決算を見ても、THE MONSTERSシリーズの売上は前年の何倍にも跳ね上がっていて、会社全体を引っ張るエース級IPになっています。

日本でも原宿や大阪に直営店ができたり、自販機が増えてきたりと、日常で目にする機会が確実に増えました。SNSでは #labubu の投稿が80万件を突破していて、検索数も前年比で3倍。つまり「一部のコレクターのブーム」から「一般層にも浸透する人気キャラ」へ移行しつつあるんです。

この勢いが続けば、限定コラボや大型イベント、日本独自アイテムが出てくる可能性も大。人気はもっと広がり、ラブブは“かわいいモンスターキャラ”の代名詞として定着していきそうです。

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