小さなお子さんや赤ちゃん、猫などペットの事故防止のためにストーブガードはありますが、安易に手作りすると思わぬ事故に発展する可能性があります。
ダイソーやセリアなどの100均一で売っているもので自作する場合、本来の使用用途とは異なる商品で作るため、ストーブガードが溶けたりそれ自体が熱くなり火傷を負うことにもなりかねません。
ですので、この記事では100均の素材で作成することをおすすめしていません。それでは溶けにくい素材は何なのか、どのように設置すれば溶けにくいのか、熱くなりにくいのかなど掘り下げてご紹介します。
時効防止のために作成したものが思わぬ事故につながる可能性あるぞ!
100均は便利ですけど見極めが大事ですね
100均で自作した安いストーブガードは溶ける可能性がある?
100均で自作した石油ストーブガードが溶ける可能性があるかどうかは、使用する材料によります。一部の100均材料は熱に耐えることができますが、それらの材料が石油ストーブの熱に耐えられるかどうかは確定的には言えません
例えば、ワイヤーネットを使用してストーブガードを作る方法があります。ワイヤーネットは一般的に金属製であり、一定の熱には耐えることができます。しかし、石油ストーブの熱がワイヤーネットが耐えられる範囲を超える場合、ワイヤーネットは変形したり溶けたりする可能性があります。
また、ストーブガードの設置位置も重要です。ストーブから適切な距離を保つことで、ガードが直接熱にさらされるのを防ぎ、溶けるリスクを低減することができます。
したがって、100均で自作したストーブガードが溶けるかどうかは、使用する材料と設置位置によります。安全を確保するためには、熱に耐える材料を選び、適切な設置位置を確保することが重要です。
また、自作したガードを使用する際は、常に監視し、異常が見られたらすぐに使用を中止することが必要です。
溶けるではなく燃える!ストーブガードを木製すのこで手作りするのはやめよう!
ストーブガードをすのこで手作りすることには、一定の危険性が伴います。安全性を考慮した既製品ではなくDIYで自作したものになると特に危険で以下のような問題点があります。
- すのこが発火する可能性がある
- すのこの強度により壊れてしまい事故につながる
- 熱が伝わらない大きさの判断ができない
まず、すのこは木製であり、火や高温に対して非常に脆弱です。そのため、ストーブからの熱によりすのこが発火する可能性があります。また、すのこの強度が不十分な場合、子供が触れたときに壊れてしまう可能性もあります。
またどの程度の距離でどのくらいの熱がストーブガードに伝わるかは、ストーブの製品によっても異なり、素人には判断し辛いです。そのためどの程度の大きさで作成すれば安全という判断ができません。
したがって、ストーブガードをすのこで手作りすることは、火災のリスクを考慮するとおすすめできません。安全性を確保するためには、適切な材料を使用するか、市販のストーブガードを購入することを検討してみてください
溶けにくい100均のストーブガードの素材
100均でよく販売されているもので自作する場合、ストーブガードが溶ける可能性がある素材としては、主にプラスチックや一部の金属が挙げられます。これらの素材は高温になると形状が変わったり、溶けたりする可能性があります。
例えば、プラスチック製のアイテムは熱に弱く、特に高温になると溶ける可能性があります。また、一部の金属も高温になると形状が変わることがあります。これは金属が特定の温度(融点)を超えると溶け始めるためです。
ストーブガードを自作する際は、熱に強い素材を選ぶことが重要です。例えば、ステンレス製のワイヤーネットは熱に強く、ストーブガードとして適しています。
ただし、溶けないにしてもストーブガード自体が熱を持つこともあります。熱を持たないようにするにはどうすればいいのでしょうか。
自作ストーブガードが熱くならない素材や設置方法は?
溶けない素材でストーブガードを作成したとしても、ストーブガード自体が熱を持つことがあります。ですのでストーブガードはストーブにフィットした状態ではなく、大きめに作成し、周囲に空間をしっかりと確保できるようにすることが望ましいです。
また素材も熱くならないようにするためには耐熱シリコンや植毛仕上げの素材が挙げられます。これらの素材は熱に強く、ストーブからの温風によっても熱くなりにくい特性があります。また、スチール製のストーブガードも一般的で、これらは熱伝導性が低く、適切に設計されていれば熱くなりにくいです。
しかし、これらの素材を使用した場合は安く自作ができませんので、値段を考慮して素材を検討してみましょう!
ストーブガードのDIY!作り方をご紹介
それでもどうしても安価に作成したいという方向けに作成方法をお教えします。作成する際はストーブから十分に距離を離せるような大きさで作成してくださいね。また作成は自己責任で作成をお願いします。
燃えない、熱くならないストーブガードのDIYについて、以下に作り方をご紹介します。この方法は、ホームセンターで購入できるメッシュパネルとジョイントを使用して約3000円で作ることができます。
:まずは、必要な材料を揃えます。メッシュパネル(450×900mm)を4枚と、ネット専用ジョイントを8個用意します
ストーブのサイズを確認します。例えば、コロナ対流型石油ストーブの場合、サイズは幅460×奥行460×高さ553mmです。上部は熱くなるので、上部はプラス30cm位は欲しいです。
この方法で作られたストーブガードは、熱くならず、子供の手が届かない高さになるため安全です。また、半分にたためるので収納も困らず、持ち運びも容易です。
ただし、ストーブの背面に煙突があるタイプや壁際に置いているストーブには部分ガードがおすすめです。これは3方向を囲むようになっており、ストーブの背面は開いています。そのため、子どもやペットが近づかないように注意が必要です。
以上が燃えない、熱くならないストーブガードのDIYの基本的な作り方です。手作りすることで、自分の好みや部屋の状況に合わせたカスタマイズが可能となります。
各お店のおしゃれなストーブガードのご紹介
西松屋やニトリなどにはストーブガードは販売されているのでしょうか。またホームセンターカインズやその他お店で販売されているおしゃれなストーブガードをご紹介します。
カインズ
カインズなどのホームセンターではストーブガードが販売されています。ネットだと色んな種類がありますので是非探してみてください。
西松屋
2023年11月現在、西松屋で「ストーブガード」が販売されている情報はありませんでした。西松屋の公式オンラインショップでも販売はされていません。
ニトリ
2023年11月現在、ニトリで「ストーブガード」が販売されている情報はありませんでした。ニトリの公式オンラインショップでも販売はされていません。
ストーブガードの代用品
ストーブガードの代替品としては、以下のようなものがあります:
吹き出し口ガード
ファンヒーターに適用でき、熱くなる吹き出し口のみをガードします。これにより、設置場所を必要とせず、省スペースで効果的に安全対策をすることができます。
ハースゲート
主に暖炉や薪ストーブ用に使われる安全柵で、数枚のフェンスパネルを組み合わせた構造をしています。設置場所の広さや薪ストーブの大きさに合わせて自在にレイアウトしやすいのが特徴です。ただし、少し値段が高いです。