パソコンなどの停電対策でUPS使う人も多くなりましたね。
UPSのバッテリーって交換した時どう処分したらいいのでしょうか?
ここではヤマダ電機でUPSのバッテリーが処分できるのかなど詳しくご紹介いたします。
今日はヤマダ電機でUPSのバッテリーを回収処分できるかを調べたぞ
博士UPSって時々聞きますけどどんなものですか?
UPSバッテリー(無停電電源装置)とは何か
そもそもUPSって何でしょうか?
UPSとは無停電装置のことを指しています。落雷その他の影響などで停電が発生した場合、パソコンなど電化製品の電源もコンセントぬいたのと同じ状況ですから一気に電源が落ちてしまいます。
パソコンの場合、急な電源切断で故障する場合もありますし作業中の場合作業中のデータが失われる可能性もあります。金魚や熱帯魚などの水槽の場合酸素供給のポンプなどが停止してしまいますね。
UPSはこのような停電時に一定時間(機種によりますが数分から30分程度)電力を供給することができる大型のバッテリーなのです。UPSのバッテリー容量にあわせて一定時間の電力が供給されますので短時間の停電の場合に電力切断を避けることができ機器の故障などの危険を回避できます。
UPSのバッテリーは鉛蓄電池式バッテリーが使用されることが多く、一定周期で交換が必要です。交換後の古いバッテリーは環境に配慮して適切にリサイクルすることが義務付けられています。
ヤマダ電機でのUPSバッテリー回収サービス
ヤマダ電機ではUPSを回収できるのか、料金はいくらなのかご紹介します。
ヤマダ電機でUPSのバッテリーを回収できる?無料?
ヤマダ電機はJBRCリサイクルマークが付いたバッテリーの回収を行っていますが、UPS(無停電電源装置)のバッテリーに関しては、回収サービスを提供していません。家電量販店の多くがこのタイプのバッテリー回収に対応していないのが一般的です。
UPSのバッテリーはその容量の大きさから、一般的な家電量販店ではなく、製造メーカー自身が回収システムを持っています。たとえば、UPS製造の分野で広く知られているAPC社のようなメーカーは、使用済みのバッテリーを無料で回収するサービスを提供しています。
このように、UPSのバッテリーの回収については、原則として製造メーカーが担当しており、彼らが提供する無料回収サービスを利用するのが最適な方法です。
UPSバッテリーの処分方法
UPSバッテリーにも種類があり「鉛蓄電池式」「リチウムイオン電池」の物があります。
それぞれの処分方法についてご紹介します。
UPSバッテリーが鉛蓄電池式の場合
鉛蓄電池方式のバッテリーは「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」において、「特別管理産業廃棄物」に指定されています。
UPSでは鉛蓄電池式のバッテリーが用いられていることが多く、鉛蓄電池式バッテリーは短時間から長時間放電させても安定した性能を持ち、リサイクルも可能で放電していない状態で再充電してもメモリー効果(バッテリーの最大使用容量が減少してしまう現象)が発生しません。
ほとんどのUPSメーカーでは交換時などに古いバッテリーを回収するシステムを持っています。一番多いのは回収費用が無料で送料のみユーザー負担の場合です。またごくまれに回収を行っていないメーカーの場合は自治体の廃棄方法に従って処分する必要があります。
UPS購入時には可能な限り無料回収してくれるメーカーの製品を選ぶことをお勧めいたします。
UPSバッテリーがリチウムイオン電池の場合
UPSのバッテリーがリチウムイオン式の場合、メーカーの指定する一定年数での交換が必要です。
リチウムイオンバッテリーの場合、充電するごとに最大容量が減少するのでUPS本体の診断機能でバッテリー交換が必要と判断された場合に交換することになります。UPSのバッテリーは家電量販店直では回収されないため、原則UPSバッテリー製造メーカーにより回収が行われます。
メーカーによる回収の場合、無料回収の場合が多いですが送料のみユーザー負担や新品バッテリー購入時のみ無料回収などの場合もあります。
製造メーカーが回収を行わない場合は自治体の廃棄方法に従って廃棄することになります。なるべく無料回収システムを持つメーカーの製品を利用することをお勧めいたします。
UPSバッテリーの回収場所
UPSバッテリーの回収場所はどのようなところがあるでしょうか?
UPSバッテリーの回収は家電量販店などでは行われていないことが多いです。
UPSバッテリー回収は原則としてUPS製造メーカーによる回収が行われます。
多くのUPS製造メーカーが自社製バッテリーの回収業務を行っています。
無料回収が基本ですが、送料のみユーザー負担や交換用バッテリー購入時のみ無料回収などの場合もあります。
一般社団法人JBRCの協力店舗で回収できる?
UPSのバッテリーには鉛蓄電池式バッテリーが採用されていることが多いのですが、この鉛蓄電池式バッテリーはJBRC協力店舗では回収できません。
一般社団法人JBRCの協力店舗で回収可能な電池は次の通りです。
- ニッケルカドミウム蓄電池
- ニッケル水素蓄電池
- リチウム蓄電池
UPSバッテリーでも上記の3種類であり、リサイクルマークがついている場合はJBRC協力店舗で回収可能ということになります。
自治体でのUPSバッテリー回収について
UPSバッテリーで多く使われる鉛蓄電池式バッテリーの場合は自治体では回収が行われない場合がほとんどです。
鉛蓄電池式バッテリーは特別管理産業廃棄物として廃棄物処理法に定められた手続きでの廃棄が定められています。
そのため、原則としては製造メーカーによる回収が行われますが、それ以外では専門の廃棄物業者による処分が必要です。
使用しているUPSのバッテリーがリチウムイオン式などの場合は自治体による回収が可能な場合もあるのでお住まいの自治体窓口に確認してください。
その他お店のUPSバッテリー回収処分について
ヤマダ電機以外の店舗でのUPSバッテリーの回収についてご紹介します。
ケーズデンキ
ケーズデンキではUPSのバッテリーは回収していません。
エディオン
エディオンではUPSバッテリーの回収の可否はバッテリーの種類により変わります。
- 鉛蓄電池式の場合は回収できません。
- リチウムイオン電池でリサイクルマークがついている場合は回収可能です。
回収可能な場合は回収料金は無料です。
ビックカメラ
ビックカメラではUPSのバッテリーは回収していません。
ヨドバシカメラ
ヨドバシカメラではUPSのバッテリーは回収していません。
ノジマ
ノジマではUPSバッテリーについてはバッテリーの種類で回収可否が変わります。
- 鉛蓄電池式のバッテリーは回収できません。
- リチウムイオン電池などリサイクルマークがついている場合は回収可能です。
回収可能な場合は回収料金は無料です。
ジョーシン
ジョーシンではUPSのバッテリーは回収できません。
ヤマダ電機で回収できるバッテリーの種類
ヤマダ電機では次のようなバッテリーを回収対象としています。
バッテリー種別 | 特徴 |
---|---|
ニッケルカドミウム蓄電池 | 大電流放電・過充放電での耐久性が高い。 密閉構造であるため、堅牢であり、振動や衝撃に強い。 保守が容易で湿度による影響も受けない。 |
ニッケル水素蓄電池 | 大電流放電・過充放電での耐久性が高い。 密閉構造であるため、堅牢であり、振動や衝撃に強い。 保守が容易で湿度による影響も受けない。 放電効率は放電電流と周囲温度の影響を受ける。 |
リチウム蓄電池 | 高電圧、高電流が得られる 同じ性能で比較した場合、小型で約30%軽量 ニッケルカドミウムのおおよそ2倍の長寿命 種々の電気特性が優れている |
ヤマダ電機店頭でのモバイルバッテリー回収ボックスの設置については店舗によって設置されている場合と設置がない場合があるので回収ボックスの設置がない場合は店員に引き渡して回収を行います。
ヤマダ電機は小型電池のリサイクルを推進するJBRCの回収協力店なので回収対象バッテリーの見分け方がJBRCホームーページで案内されています。
膨張したバッテリーは回収できる?
ヤマダ電機では、発火の危険などがあるため膨張したバッテリーは回収できません。
電池回収ボックスが設置されている場合も、膨張したバッテリーを投入しないように注意しましょう。
ヤマダ電機の電池回収ボックスはどこにある?
ヤマダ電機のリチウムイオン回収ボックスの設置の有無は店舗によって異なっています。
ご利用のヤマダ電機店舗に設置があるかどうかはJBRCの回収ボックス設置先検索ページでの検索かもしくはヤマダ電機店頭での確認が必要です。
JBRCの回収ボックスのある場所はJBRCのサイト上で調べることができます。