お風呂に塩化マグネシウムを入れる量はどのくらい適正？

お風呂に塩化マグネシウムを入れることで、リラックス効果や美肌効果が期待できると言われています。しかし、具体的な適正量は気になるところですよね。

そこで、この記事ではお風呂に塩化マグネシウムを入れる適正量について解説します。

風呂で使用する際の適正な塩化マグネシウムの量と効果

風呂で使用する際の適正な塩化マグネシウムの量と効果について知りたいと思う方も多いのではないでしょうか？
ここでは、適切な使用量やその効果について詳しく解説します。

塩化マグネシウムをお風呂に入れる量はどれぐらい？

お風呂に塩化マグネシウムを入れる量は、お湯180～200Lに対して約15～50gを目安にしてください。
乾燥肌の場合や保湿・保温効果を高めたい場合は、使用量を増やすこともできます。

また、風呂にコップ一杯分の塩化マグネシウムを入れることで、お風呂上がりに肌がしっとりする効果が期待できます。

毎日の塩化マグネシウム風呂の効果とは？

毎日の塩化マグネシウム風呂の効果には以下のようなものがあります。

• ダイエット効果:
  マグネシウムは脂肪や糖質の吸収スピードを抑える働きがあり、脂肪の蓄積を防止します。発汗・代謝アップによるダイエット効果も期待できます。
• 便秘の解消:
   肌から直接マグネシウムを吸収することで、新陳代謝を高める働きや老廃物の排泄を促進し、便をやわらかくしてスムーズなお通じが期待できます。
• 保湿・美肌効果:
  マグネシウムは天然の保湿成分であり、水分を吸着する性質があるため、肌表面の老廃物を取り除きながら保湿効果も期待できます。
• お肌のトラブル改善:
  マグネシウムには鎮静作用があり、ストレス緩和にも役立ちます。
• 体内の毒素排出:
  日常生活や食べ物を通して体内にたまった重金属、食品添加物、農薬、放射能などを体外に排出する効果があります。

毎日の塩化マグネシウム風呂によって、体が温まり、お湯の嫌な匂いがしない、すっきりする効果も感じられることがあります。
ただし、効果は個人差があるため、自分に合った使用方法を見つけることが大切です。

塩化マグネシウム風呂のデメリットと注意点

塩化マグネシウム風呂は、リラックス効果や美肌効果が期待できると言われていますが、デメリットや注意点もあります。
ここでは、塩化マグネシウム風呂の効果や注意点について詳しく解説します。

塩化マグネシウム風呂の危険性

塩化マグネシウム風呂の注意点や危険性を以下でご紹介します。

• 過剰摂取:
  マグネシウムを大量に摂取すると、下痢の可能性があります。
• 乳幼児や小児:
  乳幼児や小児はマグネシウム摂取に注意が必要です。
• 刺激:
  入浴剤によっては過剰に入れることで刺激が強くなり、かゆみを引き起こすことがあります。
• アレルギー反応や副作用:
  個人差によってアレルギー反応や副作用が起こる可能性があります。
• 一般的な入浴リスク:
  健康な人でも、のぼせ・立ちくらみ・脱水・熱中症などの一般的な入浴リスクが存在します。
• 風呂釜への影響:
  正しい用法用量を守って使用することで、風呂釜や追い焚き機能への影響は避けられるとされています。

エプソムソルト（硫酸マグネシウム）と塩化マグネシウムは、両方ともマグネシウムが含まれていますが、その性質は異なります。

マグネシウムの含有量は、エプソムソルトよりも塩化マグネシウムの方が高いです。目的に合わせて、適切な入浴剤を選ぶことが重要です。

塩化マグネシウム風呂のデメリット

塩化マグネシウム風呂のデメリットは以下の通りです。

• アレルギー反応や副作用の可能性:
  塩化マグネシウムは天然の成分ですが、個人差によってアレルギー反応や副作用が起こる可能性があります。皮膚のかゆみや刺激を感じることがあるため、注意が必要です。
• 風呂釜の劣化:
  塩化マグネシウム入りの入浴剤によっては、風呂釜の錆や劣化を起こす可能性があります。追い炊きができない入浴剤もあるため、使用する入浴剤のメーカーに問い合わせることが推奨されています。
• 一般的な入浴リスク:
  健康な人でも、のぼせ・立ちくらみ・脱水・熱中症などの一般的な入浴リスクがあります。
• 注意が必要な泉質:
  塩化マグネシウム（にがり）は、塩分が主成分で、少し塩辛い泉質なので、一般家庭の入浴剤として使用する際には注意が必要です。主成分の塩分は、お風呂の浴槽を傷めてしまう可能性があるため、説明書をよく読むことが重要です。

これらのデメリットを考慮して、塩化マグネシウム風呂を利用しましょう。また、副作用やアレルギー反応が心配な場合は、医師に相談することをおすすめします。

風呂釜が痛む？塩化マグネシウム風呂の影響

塩化マグネシウム風呂について、風呂釜への影響が気になるのではないでしょうか。
ここでは風呂釜への影響についてご紹介します。

• 入浴用に販売されている塩化マグネシウムであれば、正しい用法用量を守って使用することで風呂釜や追い焚き機能への影響は避けられる可能性があります。
• 塩化マグネシウム（にがり）風呂は追い炊きや洗濯は可能ですが、非推奨とされています。長期的な利用で風呂釜を痛める恐れがあるとされています。
• 一方で、硫酸マグネシウム（エプソムソルト）は風呂釜を痛めないとされ、追い焚きも可能です。エプソムソルトと塩化マグネシウムは異なる物質であり、それぞれの性質が異なります。風呂釜への影響を最小限に抑えたい場合は、エプソムソルトを検討することも一つの選択肢です。

風呂釜への影響を考慮しつつ、自分に適した入浴剤を選ぶことが大切です。また、設備業者の意見も参考にすると良いでしょう。

追い焚き時の塩化マグネシウム風呂の注意点

追い焚き時の塩化マグネシウム（にがり）風呂の注意点については以下の通りです。

• 追い焚き・洗濯は非推奨：
  塩化マグネシウム風呂での追い焚きや洗濯は可能ですが、非推奨とされています。繰り返し使用することで金属の錆や劣化を引き起こす可能性があります。
• 塩分の影響：
  にがりには微量の塩（塩化ナトリウム）が含まれており、これが錆の原因となるため、追い焚きや残り湯での洗濯はオススメできません。

以上のことに注意して、塩化マグネシウム風呂を利用することが大切です。

塩化マグネシウム風呂とアトピーへの効果

塩化マグネシウム風呂とアトピーへの効果について知りたい方もいるのではないでしょうか。
ここでは、塩化マグネシウム風呂の効果や使い方について詳しく解説します。

アトピーは塩化マグネシウム風呂で改善する？

アトピー性皮膚炎に対して塩化マグネシウム風呂が効果的かどうかについては、いくつかの意見をまとめてみました。

ある研究では、アトピー性皮膚炎の患者さんに塩化マグネシウム入りの入浴剤を使用してもらったところ、約5割の患者さんで症状の改善が見られたと報告されています。

塩化マグネシウム風呂には、以下のような効果があります。

• 保湿効果
• 抗炎症効果
• 血行促進効果

これらの効果が肌を強くし、かゆみや赤みを抑えるとされています。

塩化マグネシウム風呂に入った体験談では、アトピー性皮膚炎にも調子が良くなったとの声があります。また、アトピー肌に対してもお湯が柔らかくなり、肌がしっとりするという感想が寄せられています。

ただし、個人差があり、すべてのアトピー性皮膚炎患者に効果があるわけではありません。また、効果については個々の感想や体験談に基づくものが多く、科学的根拠に基づいた研究結果は限られています。

アトピー性皮膚炎の症状が気になる場合は、医師に相談し、適切な治療法を選択することが重要です。