風呂釜に入浴剤を使用することで、釜の劣化や詰まりの心配があると思います。
ここでは風呂釜に影響を与えない入浴剤について詳しく解説します。
博士、風呂釜に影響のない入浴剤ってありますか?
ふむ、それでは今日は風呂釜に影響を与えない入浴剤について話をしよう
風呂釜に優しい入浴剤について
風呂釜に優しい入浴剤ってあるの?そう思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、風呂釜に優しい入浴剤について詳しく解説します。
風呂釜に影響を与えない入浴剤について
風呂釜に影響を与えない入浴剤については、以下のポイントに注意して選びましょう。
- 製品の説明書や表示を確認する:
浴槽や風呂釜への影響や成分に関する記載をよく確認してください。
注意書きに「風呂釜を傷めない」「浴槽に影響を与えない」「追い焚きには使用できない」などが明記されている入浴剤を選ぶことが重要です。 - 日本浴用剤工業会の推奨する入浴剤を選ぶ:
日本浴用剤工業会が推奨する入浴剤は、浴槽や風呂釜に安全であるとされています。 - エプソムソルトを利用する:
エプソムソルト(硫酸マグネシウム)は、塩が入っていないため風呂釜を傷める心配がありません。
また、24時間風呂での使用や追い焚きもOKです。
適切な入浴剤を選び、注意書きに従って使用することで、風呂釜に影響を与えずに入浴を楽しむことができます。
風呂釜に影響を与えない入浴剤10選
風呂釜に影響を与えない入浴剤10種類を以下にご紹介します。
- バスクリン バスロマン
- クナイプ バスソルト
- エプソムソルト
- タブレットソープ
- サンスター オーラルケア バスデンタル
- バスクリン バスクリン炭酸泉
- バブ クリアバス
- バスクリン バスクリン炭酸泉プラス
- クナイプ バスオイル
- サンスター オーラルケア バスデンタルプラス
これらの入浴剤は、風呂釜や配管を傷つける恐れが少ないとされています
バブは風呂釜を傷めない入浴剤?
バブは、風呂釜を傷めるイオウやアルカリ、強い酸が入っていないため、基本的に風呂釜を傷めない入浴剤と言えます。ただし、給湯器の種類によっては炭酸ガス入り入浴剤が使用できない機種があるため、念のため給湯器の取扱説明書を確認することが推奨されています。
詳しくはこちらを参考にしてください。
温泉の素は風呂釜を傷めない?
温泉の素や入浴剤が風呂釜を傷めるかどうかは、その成分によって異なります。
一般的に市販されている入浴剤のほとんどは、成分が中性や弱アルカリ性であり、浴槽や風呂釜を傷めることはありません。
また、浴槽や風呂釜に使用されている材質(ホーロー・ステンレス・FRP・人工大理石・銅)に対して試験が行われており、光沢・滑度・色・腐食に影響を与えないことが確認されています。
ただし、注意が必要な成分もあります。
例えば、硫黄成分を含む入浴剤やソルト系の入浴剤、炭酸ガスが発生する入浴剤、無機系酸化チタンを含む入浴剤は、金属部分が劣化する可能性があるため、使用を避けることが推奨されています。
また、風呂釜と浴槽をつなぐ配管が銅で作られている場合、硫黄や塩分といった成分に弱く、これらの成分が入った入浴剤を使うと、配管にダメージを与えることがあります。
風呂釜を綺麗に保つための入浴剤の選び方
風呂釜を綺麗に保つための入浴剤の選び方については、以下のポイントに注意してください。
- 風呂釜や配管への影響を考慮:
風呂釜と浴槽をつなぐ配管は銅で作られていることが多く、銅は硫黄や塩分といった成分に弱いです。これらの成分の入った入浴剤を使うと、硫黄や塩分が配管に影響を与える可能性があります。 - 浴槽や風呂釜、給湯器や配管に優しいものを選ぶ:
浴槽や風呂釜、給湯器や配管を考慮して使う入浴剤を選ぶことが重要です。
お風呂に入浴剤をいれるときの注意点
入浴剤の注意点について知りたいと思う方もいるのではないでしょうか。
ここでは、入浴剤の注意点について詳しく解説します。
入浴剤を入れてはいけない風呂は?
一般的なバスタブの素材には樹脂、ステンレス、人工大理石などがありますが、どの素材も入浴剤の成分によっては変色や変質を引き起こすことがあります
特に注意すべき成分は以下の通りです。
- 硫黄成分:
硫黄は、配管を腐食させるため使用を控えるべきです2。また、バスタブの底がザラザラになることもあります。 - 塩分(塩化ナトリウム):
バスソルトは塩分を含むため、浴槽に入れた状態で使用すると腐食や変色の原因になります。 - 強酸性・強アルカリ性の入浴剤:
これらの入浴剤は、浴室関連製品の腐食や変質劣化の原因になるため使用を避けるべきです。
また、天然大理石の浴槽では、入浴剤がシミになる可能性があるため注意が必要です
また追い焚き機能付きの浴槽も入浴剤が給湯器や配管に影響を与える可能性がありますので注意しましょう
- 追い焚き機能付きの浴槽:
追い焚き機能がある浴槽では、入浴剤が給湯器や配管に影響を与える可能性があります。入浴剤の種類によっては、浴槽や配管を傷めることがあるため、注意が必要です。
浴槽や給湯器のメーカーの指示に従い、入浴剤を使用できるのかどうかを事前に確認することが重要です。
使える入力剤は以下を参考にしてください。
入浴剤で風呂釜は汚れる?
入浴剤を使うと、風呂釜や追い焚き配管が汚れる可能性があります。特に、ファミリーで頻繁に入浴剤を使用する場合、風呂釜の汚れが早く進むことがあります。
また、バスオイルやバスソルトは油分が含まれているため、他の汚れと一緒に配管にこびりつくことがあります。
風呂釜や追い焚き配管を痛める入浴剤には以下のようなものがあります:
- 強酸性・強アルカリ性の入浴剤
- イオウ分を含む入浴剤
これらの入浴剤は、浴室関連製品の腐食や変質劣化の原因になるため、使用を控えることが推奨されています。
入浴剤と浴槽の色移りについて
入浴剤による浴槽の色移りは、主にビビッドな色の入浴剤が原因で起こります。色移りしやすい入浴剤には、染料タイプの着色料を使ったものがあります。
浴槽の色移りを落とす方法には以下のものがあります。
- 塩素系や酸素系の酸化型漂白洗剤やカビ取り剤を使う:
色素沈着がある場合、これらの洗剤で落とすことができます。 - メラミンスポンジを使う:
バスタブの入浴剤汚れをメラミンスポンジでこすって落とす方法があります。 - クエン酸を使う:
バスタブの入浴剤汚れをクエン酸で落とす方法もあります。
追い焚きと入浴剤について
追い焚きと入浴剤について知りたい方もいるのではないでしょうか。
ここでは追い焚きと入浴剤について詳しく解説します。
追い炊き機能で使える?おすすめ入浴剤はどんなもの?
追い炊き機能付きのお風呂でも、入浴剤は使用できますが、注意点がいくつかあります。
入力剤をいれても追い炊き機能は使える?
- 成分:
塩化ナトリウムや酸化チタンなどの成分が含まれる入浴剤は、配管を傷つける可能性があるため、避けるようにしましょう。 - 食物が入った入浴剤:
お茶やゆずなどの食物が入った入浴剤は、配管内で雑菌が増殖する原因となり、カビができやすくなります。
結論として、追い炊き機能付きのお風呂に入浴剤を使用しても問題ありませんが、配管や浴槽を傷める心配がない成分の入浴剤を選ぶことが重要です。
追い炊き機能で使えるおすすめ入浴剤
リンナイ製品で追い焚きした時、入浴剤は大丈夫?
リンナイ製品で追い焚きを行う際、入浴剤の使用には注意が必要です。以下のポイントに注意してください。
- 使用しないでください:
発泡系、バスバブル、生薬(葉、茎などの固形のもの)など、機器の故障の原因となる入浴剤、バスソルト、バスオイルは使用しないでください。 - 配管・ふろがまを傷めない入浴剤はOK:
配管やふろがまを傷めない入浴剤は、追い焚きを楽しみながら使用することができます。 - 炭酸ガスを発生させる入浴剤は避ける:
炭酸ガスを発生させる入浴剤は、泡が循環経路に入ることで異音が出たり、エアがみを起こして給湯機器やふろがまの循環機能が正常に働かなくなる可能性があります。
もし入浴剤を入れて追い焚きをしてしまった場合は、すぐに排水しましょう。何かしらの不具合が出た場合は、浴槽内や配管の洗浄を行ってください。
ノーリツ製品で追い焚きした時、入浴剤は大丈夫?
ノーリツ製品で追い焚きを行う際、入浴剤の使用には注意が必要です。一部の入浴剤は、追い焚き中にガスが発生するため、その間は追い焚きを避けてください。
また、ジェットバスの場合、入浴剤の泡が配管経路に入り、異音が出たり、ポンプの能力が著しく低下することがあります。
入浴剤を入れた状態で追い焚きを行うと、入浴剤の成分が配管に付着することがあります。
入浴剤を入れて追い焚きをしてしまった場合は、すぐに排水し、浴槽内や配管の洗浄を行ってください。